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スリランカのディサナヤケ大統領は先月のインドに続き、中国を訪問して、習近平国家主席と会談し、両国は巨大経済圏構想「一帯一路」を通じた経済協力を進めていくことで一致しました。

スリランカとしては、中国への多額の債務を返済できず、いわゆる「債務のわな」に陥ったと指摘される中でもインドと中国の双方と外交関係を強化し、両国から経済協力を引き出すねらいがあるとみられます。

中国を初めて公式訪問したディサナヤケ大統領は、15日、北京で習近平国家主席と会談し、両国は巨大経済圏構想「一帯一路」を通じた経済協力を進めていくことで一致しました。

スリランカは中国への多額の債務を返済できずに港の運営権を中国に譲り渡し、いわゆる「債務のわな」に陥った国の典型例とされていて、その後、財政政策の失敗などもあり、債務不履行に陥りました。

中国外務省によりますと会談で習主席は「中国はスリランカが国家の独立、主権、そして領土の一体性を守り、自国の状況に合った発展の道を模索することを支持する」と強調したということです。

スリランカをめぐってはアジアと中東を結ぶシーレーン海上交通路に位置する要衝であることからインドと中国が影響力を競っています。

去年9月に就任したディサナヤケ大統領は先月、中国に先立ってインドを訪問していて、インドと中国の双方と外交関係を強化し、両国から経済協力を引き出すねらいがあるとみられます。

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