伊首相が検察捜査対象に、ICC逮捕状のリビア警察幹部釈放巡り https://t.co/ZThLMDV7kK https://t.co/ZThLMDV7kK
— ロイター (@ReutersJapan) January 28, 2025
イタリアのメローニ首相は28日、国際刑事裁判所(ICC)が人道に対する罪などで逮捕状を出していたリビア人の警察幹部を釈放したことで、自身がイタリア検察の捜査対象になっていると明らかにした。
殺人、拷問、レイプなどの容疑でICCが逮捕状を出したのはリビア人のオサマ・エルマスリー・ニジェーム氏。イタリア側はニジェーム氏の身柄を北部トリノで拘束した数日後に釈放し、政府機でリビアに帰国させた。
ICCは、釈放に関して事前に相談がなかったとしてイタリア政府に説明を求めている。
こうした中でメローニ氏はソーシャルメディアに、犯罪ほう助や公金の不正利用などの疑いで、ピアンテドージ内相ら他の閣僚3人とともに自らが捜査対象にされたと投稿した。
内相は先週、ニジェーム氏を釈放後速やかに帰国させたことに関して「安全保障上の理由」と発言している。
メローニ氏は、ニジェーム氏の釈放と帰国に伴うイタリア政府機利用は不適切だと弁護士の1人が申し立てたことが捜査につながったとの見方を示した上で「脅迫に屈するつもりはない」と語った。
イタリア政府はこれまで、リビアからの移民希望者の流入を防止する面で、リビアの治安当局の協力に大きく依存してきた。
一方、イタリアで包括的な司法制度改革を推進する政府と司法部門が対立関係にある点から、メローニ氏支持者からは今回の捜査が政治的動機に基づいていると非難する声も出ている。
#メローニ(検察)
伊 メローニ首相 検察当局の捜査対象に 国際手配犯の送還でhttps://t.co/DjusUAIaCq #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) January 28, 2025
イタリア政府がICC=国際刑事裁判所から戦争犯罪の疑いなどで逮捕状が出ていたリビアの政府関係者を、国内で拘束したあと、ICCに引き渡さずリビアに送還したところ、メローニ首相らが、犯罪をほう助したなどとしてイタリアの検察当局の捜査対象となる事態になっています。
ICC=国際刑事裁判所は、戦争犯罪の疑いなどで逮捕状を出していたリビアの元刑務官が、滞在先のイタリアで1月19日、拘束されたと発表しましたが、イタリア政府は、ICCに身柄を引き渡さずリビアに送還しました。
こうした中、メローニ首相は28日、SNSに動画を投稿し、ICCに元刑務官を引き渡さなかったことが犯罪のほう助にあたるなどとして、自身や法相らがイタリアの検察当局の捜査対象になっていると明らかにしました。
メローニ首相は、リビアに身柄を送還したのはICCの司法手続きに不備があったためだなどとして捜査は不当だと主張しています。
欧米メディアは、イタリア政府が不法移民対策などで協力を得ているリビア政府に配慮したのではないかという見方もあると伝えています。
ICCをめぐっては、ロシアのプーチン大統領や、イスラエルのネタニヤフ首相にも戦争犯罪などの疑いで逮捕状を出していますが、加盟国が捜査や身柄の拘束に非協力的な姿勢を示すケースも相次いでいます。
#メローニ(ICC)
# イタリア
ドイツ首相「本当にうんざり」、マスク氏の欧州右翼支援に嫌悪感 https://t.co/MOqw60B7Fj https://t.co/MOqw60B7Fj
— ロイター (@ReutersJapan) January 29, 2025
ドイツのショルツ首相は28日、米実業家イーロン・マスク氏が欧州連合(EU)の右派政党を支援していることについて「本当にうんざりする」と痛烈に批判し、EU域内の民主主義を阻害していると述べた。
トランプ米大統領の盟友であるマスク氏はショルツ政権を何度も攻撃し、ショルツ首相の辞任を求め、極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」こそがドイツの唯一の救世主だと訴えている。
ショルツ氏はベルリンでの選挙イベント後、記者団に英語で「新しいのは彼が欧州全体で右翼政治家寄りの介入を行っていることだ。これは本当にうんざりすることで、EU全体の民主主義の発展にとって良くない」と語った。
最近では、マスク氏はAfDが開いた選挙イベントにビデオ中継を通じてサプライズで登場。ドイツ人は親の罪を背負うべきではなく、自分たちの文化に誇りを持つべきだと話した。
ショルツ氏は「イーロン・マスクがドイツの歴史を巡って語ったことについて、私は絶対的に批判的だ」と述べ、過去にドイツ人が行ったことには国が責任を負い続けるとした。
アウシュビッツ強制収容所の解放から80年の節目を今週迎えたことに触れ、「過去にドイツ人が欧州で多くのユダヤ人やその他の人々を殺したこと、これは歴史的な責任だ」と指摘。ナチスからドイツを解放し、再び民主主義国家となる手助けをしてくれた米国にドイツは感謝しているとした。
その上で「だからこそ、イーロン・マスクが極右のために介入していることにとても腹を立てている」と強調した。
マスク氏を巡っては、トランプ大統領就任初日の20日に行われた祝賀集会で見せたジェスチャーがナチス・ドイツの敬礼に似ているとインターネットで物議を醸した。
#フランス(イーロン・マスク)
ルーブル美術館の大規模改修計画発表 フランス マクロン大統領https://t.co/fcxT7F9Nmd #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) January 28, 2025
フランスのルーブル美術館について、マクロン大統領は、新たな出入り口や、名画「モナリザ」のための専用の展示スペースを設けるなど混雑の緩和に向けた大規模な改修計画を発表しました。
パリのルーブル美術館は、2024年、およそ870万人が訪れるなど、フランスの人気の観光名所ですが施設の老朽化などインフラの問題に加え、名画「モナリザ」が展示されている部屋は、常に大勢の人で混雑していて、改善を求める声があがっています。
マクロン大統領は、28日、「モナリザ」の前で会見し、大規模な改修計画などを明らかにしました。発表によりますと、混雑を緩和するために、美術館の出入り口を新たに建設するほか、「モナリザ」のための専用スペースも設けるということで、一部の改修は2031年に終える見通しです。
美術館の営業を続けながら老朽化した設備面の改修も進めるとしていて、地元のメディアは改修計画には10年間で総額7億ユーロから8億ユーロ、日本円で1100億円から1300億円ほどかかると伝えています。
また、EU域外から訪れる人たちには2026年1月から高い入場料を設定するとし、今後、ほかの美術館などでも同様の対応を検討するということです。
#フランス
#EU(250129)