https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

カナダの与党・自由党の党首に中央銀行の総裁を務めたカーニー氏が選ばれ、次の首相に就任することが決まりました。カーニー氏は関税措置で圧力を強めるアメリカのトランプ大統領を繰り返し名指しして激しく非難し、報復関税などで対抗していく姿勢を強調しています。

カナダのトルドー首相の辞意表明に伴う与党・自由党の党首選挙は、9日、結果が発表され、中央銀行、「カナダ銀行」の総裁を務めたカーニー氏が、85%を超える圧倒的な支持を集めて当選しました。

カーニー氏は、政治経験はほとんどないものの、カナダ銀行の総裁として世界的な金融危機、「リーマン・ショック」の対応などにあたり、2013年からは外国人として初めてイギリスの中央銀行にあたるイングランド銀行の総裁を務めるなど、経済に精通しています。

カーニー氏は演説でトランプ大統領を繰り返し名指しして、「トランプ大統領は私たちが作り、売り、生活の糧としているものに正当化できない関税を課した。カナダの家族、労働者、企業を攻撃している。彼を成功させてはならない」と激しく非難し、報復関税などで対抗していく姿勢を強調しました。

そして「この危機をともに乗り越えることを誓う。私たちにはできる。私たちはもっと強くなる」と結束を訴えました。

カーニー氏は、近くトルドー首相が正式に辞任したあと、首相に就任し、トランプ政権の関税措置で影響を受ける企業や労働者の支援、貿易の多角化など、経済や外交のかじ取りを担うことになります。

カーニー氏 カナダの中央銀行元総裁

マーク・カーニー氏は59歳。

アメリカの金融大手「ゴールドマン・サックス」では東京での勤務も含め、13年のキャリアを積んだあと2008年からカナダの中央銀行カナダ銀行」の総裁を務め、世界的な金融危機リーマン・ショック」の対応などに当たりました。

その後、2013年にはイギリスの中央銀行にあたる「イングランド銀行」の総裁に外国人として初めて就任しました。

2016年にはイギリスがEUヨーロッパ連合からの離脱を決め、景気の先行きが不透明となる中で、利下げに踏み切るなど金融緩和によって景気を下支えする姿勢を示しました。

アメリカのトランプ政権によるカナダへの関税措置などが焦点となる中、カーニー氏はこうした経験をもとに危機時の対応力を強みとして訴えていました。

また、先月行われた候補者の討論会では、トランプ大統領について「われわれの国を奪おうとしている」とか「われわれは絶対にアメリカの一部になることはない」などと述べ、対抗していく姿勢を強調していました。

支持者 “カナダを団結させてほしい”

首都オタワに住むカーニー氏の支持者の男性は、「カーニー氏は、カナダを、未来や進むべき方向に導くためのすべてを備えています。隣国アメリカから私たちがあらゆる脅威を感じている中で、カーニー氏こそがわれわれを次のレベルまで引き上げられる人物です」と話していました。

また、地元の大学院に通う男子学生は、「党首戦で、カーニー氏は私たちの価値観や、なぜアメリカの51番目の州になりたくないのかについてうまく語っています。この勢いのまま、です」と話していました。

官房長官 “G7の結束に向け連携”

官房長官は10日午前の記者会見で「カナダはことしのG7=主要7か国の議長国であり、自由や民主主義、人権、法の支配といった普遍的な価値や戦略的利益を共有するインド太平洋地域の重要な戦略的パートナーだ。引き続き地域と国際社会の平和と安定の維持・強化やG7の結束に向けて連携していく」と述べました。

#カナダ