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コメの値上がりが止まりません。
全国のスーパーでのコメの平均価格は3月16日までの1週間で、5キロあたり税込みで4172円となり、去年の同じ時期の2倍を超える高値になりました。

農林水産省は全国のスーパーおよそ1000店でのコメの平均価格をまとめ、毎週公表しています。

今月10日から16日までの1週間の平均価格は5キロあたり4172円(税込み)でした。

備蓄米の放出発表後もコメの値上がりは止まらず、今回は前の週より95円上昇し、11週連続の値上がりに。
1年前は5キロあたり2045円で、2倍を超える高値となっています。

一方、合計の販売量は去年の同じ時期より12.4%減少しました。

政府の備蓄米は初回の入札で落札されたコメの引き渡しが先週始まり、今週以降スーパーなどの店頭に並ぶ見通しで、放出されたあとのコメの価格の変化が焦点になっています。

大手卸売各社「備蓄米 ブレンド米として販売」数百円安いか

その政府の備蓄米の販売で、コメの価格はどうなるのか。

スーパーなどにコメを出荷する大手卸売各社では、複数の品種のほか令和6年産と5年産を混ぜるなどしたブレンド米として備蓄米を販売することにしています。

備蓄米を落札したJA全農は、店頭での混乱を避けるため「備蓄米」と表記しないよう要請していて、大手卸売各社も米袋などに記載する予定はないということです。

そして価格についてですが、一般的にブレンド米は特定の産地や品種のコメよりも割安な価格で販売されることが多いため、専門家や大手卸売会社では現在の店頭価格よりも5キロあたり数百円程度は安くなるのではないかとみています。

またNHKが小売り各社に取材したところ、今回、備蓄米を扱うのは全国に展開している大手スーパーが中心で、中小のスーパーからは今のところ入荷の予定がないという回答が多くなっています。

備蓄米の入荷見通せず 販売コーナー縮小のスーパーも

北海道産のコメを中心に扱う札幌市のスーパーでは、5キロあたりの税込み価格が3700円から4000円程度となっていて、去年の同じ時期と比べて2倍近くに値上がりしています。

70代の女性
「主食にはやっぱりコメを食べたいので特売などの少しでも安いときに買うようにしています」

60代の女性
「自分自身もコメ農家だったので農家さんの苦労もよくわかり、価格が上がるのは仕方ないと思っています。孫が小さく離乳食に必要なので買わないわけにもいきません」

仕入れ担当者によりますと、コメの出荷量が制限され希望する量を確保することが難しくなっているうえに、備蓄米の入荷時期なども見通せないため、2月からコメの販売コーナーを半分に縮小しているということです。

また、一部の卸売業者からは4月以降出荷量をさらに制限したいという連絡があったということで、取り引きのある農家に直接声をかけて出荷量を増やせないか相談しているものの、色よい返事は得られていないとしています。

札幌市のスーパーを経営 高西邦明さん

「『備蓄米が出回ると価格が下がるのでは』という期待の声が寄せられているが、流通量が大きく増えるわけではないので、値段はそれほど変わらないと考えている。店頭で品薄にならないよう、適切な量を確保するためにさまざまな工夫をこらしていきたい」

福井のスーパーでは販売開始に向け準備

JA福井県が落札した備蓄米を販売する予定の福井市内にあるスーパーでは、入荷を前に売り場のどこに陳列するかなどを検討していました。

客からは「いつごろ入荷するのか」とか「どの銘柄が入荷するのか」といった問い合わせが相次いでいるということです。

この店では「備蓄米」と表記するかどうかは卸売業者と協議したうえで決めることにしていますが、入荷した際には客の関心も高いことから、目を引きやすい場所に陳列する予定だということです。

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