https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

北朝鮮では、15日、キム・ジョンウン金正恩)総書記の祖父、キム・イルソン(金日成)主席の誕生日を迎え、国を挙げて祝賀ムードを演出しています。

北朝鮮は、キム・ジョンウン総書記の祖父、キム・イルソン主席の誕生日にあたる4月15日を「民族最大の祝日」と位置づけていて、15日で生誕から113年となります。
15日付けの朝鮮労働党の機関紙「労働新聞」は、社説で、キム主席の功績をたたえたうえで後継者であるキム総書記への忠誠を呼びかけているほか、国営メディアは、首都ピョンヤンで15日夜、祝賀行事が開かれると伝えるなど、国を挙げて祝賀ムードを演出しています。

NHKは、15日午前、中国東北部の丹東から国境の川を挟んで対岸の北朝鮮側を撮影しました。

キム主席の肖像画が掲げられた施設では、北朝鮮の人たちが次々と出入りする様子が確認できました。

一方、北朝鮮と周辺国の関係をめぐっては、ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシアに兵士を派遣するなど急速に軍事協力を深める一方で、最大の後ろ盾とされる中国との関係がぎくしゃくし、経済活動に影響が出ているとの指摘もあります。

北朝鮮 中国との関係 隙間風が吹いているとの見方も

中国遼寧省の丹東

北朝鮮と国境を接する中国遼寧省の丹東では、14日、両国を結ぶ橋を貨物列車やトラックが行き来していましたが、丹東に滞在する北朝鮮の人たちも訪れてきた商業地区では、シャッターを閉めたままの店が多く見られます。
この地区で雑貨店を営む中国人の男性は「北朝鮮との貿易も少なく、店を訪れる北朝鮮の人は以前のように多くはない」と話していました。

また、2014年に完成した国境の川にかかる新たな橋は、両国の国交樹立から75年となった2024年、開通するとの見方も一時、出ていましたが、その後も開通しないままです。

橋の近くにある中国側の税関が入る予定の施設は、これまでに整備は進んだものの、人影は見当たりません。

橋の開通を見据えて新たに建てられたマンションには、空き部屋が多く見られます。

北朝鮮の関係者は、NHKの取材に対し「中国政府は、国連安全保障理事会の制裁措置を履行するとして、労働者の受け入れや、貿易品目の管理に厳しい姿勢を示している。両国関係は、いま悪化しているとまではいえないものの、決してよいとはいえないと受け止めている」と話しています。

ロシアとの関係 急速に深める

北朝鮮は、中国との関係がぎくしゃくする一方で、ロシアとの関係を急速に深めています。

去年6月には、プーチン大統領が24年ぶりに北朝鮮を訪問し、キム・ジョンウン金正恩)総書記と有事の際の軍事的な支援などを明記した「包括的戦略パートナーシップ条約」に署名しました。

その後、北朝鮮がロシアに1万人余りの兵士を派遣したことが明らかになり、韓国軍は、ことしに入ってから3000人以上が追加で派遣されたとしています。

さらに、両国間では、高官の往来が活発になっていて、3月、ロシアの前の国防相で、現在は安全保障会議の書記を務めるショイグ氏が、ピョンヤンでキム総書記と会談しました。

ロシア大統領府は、キム総書記のロシア訪問をめぐって、両国間で調整が進められていると明らかにしています。

#露朝


#朝鮮半島(250415)

d1021.hatenadiary.jp