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５

10月13日「人間は性情の良し悪し」

情緒の潤滑油が乏しいせいで、知性も軋んで円通しない。この頃は話のわからぬ人間がふえたようである。
しがない者はしばらく置いて、ちゃんとした指導的立場にある知識人であって、とんとわけのわからぬ者が少なくない。もっともマキャベリがすでに指摘しているが、人間の頭には三通りある。

その一は、自分ではっきり考の立つもの、
その二は、他人の考がよくわかるもの、
その三は自分の考もなく、他人の考もわからぬもの。

他の所で、彼は又、どうせねばならぬかを自ら知る者は上の人、次は、他人の善い勧告を用いる人、最下は、自ら人に忠告するすべも知らず、又人の忠告にも従わぬ人間であることを挙げて説いている。
頭の良し悪しというが、それよりも根本的に大切なことは、やはり性情の良し悪しである。我執の無い、よく人と打融（うちと）けあえる性情の人は自然に頭が良く、自分の知見が立たずとも、賢者の意見を能く判断して用いることができるから、なまじい私見が立つよりも、もっと頭の良いことにもなるのである。

読書三上

古人は「三上」ということをいっています。

一つは「枕上」。錬るときには、心の養いになるような、自分の研究や趣味に参考になりそうな、なるべく精神的なものがよろしい。

その次は「馬上」。今日なら車上だ。

第三は「厠上（しじょう）」。便所です。これは物を考えるのにやはり好いところで、本を読むにもまことに宜しい。その本もなるべく短い語録のようなものが良い。あるいは詩歌の類も宜しい。

どんな忙人にでも、寸陰というものはある。…そのちょっとした時間をつかむのです。
（『青年の大成』）

百朝集その４３．俺はどうだ

いま（而今）の士大夫 聚首（しゅうしゅ）する時は只問へ、我輩奔々忙々熬々煎々たる、是れ天下国家の為に済世安民を欲するか。
是れ身家妻子の為に位高き金多きを欲するなるかを。
世の治乱、民の死生、国の安危は只這の両箇の念頭に於いて定まるなり。
嗟（ああ）夫れ吾が輩日に多くして而も世益々苦しむ。吾が輩日に高くして世益々窮す。
世何ぞ吾が輩有るを貴ばんや。
（呂新吾『呻吟語』）

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【視聴者の皆様へ】総合病院での検査の結果…「手術が必要」と言われました【生後1ヶ月】

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番組の入りがセンター位置に変わった🙆‍♂️

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