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不自由は、自制心忘れた企業が招く

 規制緩和によって企業は自らの判断で自由に動けるようになってきた。こうした動きを確保し、不必要な規制に縛られないためにも、企業はコンプライアンスCSR(企業の社会的責任)について積極的に取り組んでいかなければならない。

 ワールドカップ世界選手権大会に、あの選手が最後まで出ていてほしいと思うかもしれないが、ルールはルールだ。それを破ってしまえば、市場経済といえども万能ではないし、試合は成り立たない。

 それに比べると自由主義経済の砦である米国は、消費者保護でも徹底した態度を取ってきた。カーター政権の時代に、膨大な数の消費者保護立法ができて、今や数え切れないほどの法律がある。それによって金融機関のコンプライアンス検査には、消費者立法が遵守されているかのみを監視しているようなこともある。そうした仕組みは、社会的コストを押し上げる副作用を伴う。

 そうしたことも受け入れて推進すべきなのか、それとも国際的な競争力の維持に比重を置くのか、もっと真剣に議論しなくてはならない。多くの国民は、日本企業には世界一になってほしいけども、消費者保護もしっかりやってほしいと、その両方が実現できると思っている。

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