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【第四回】「明るくて良い存在」であれ

能力の高い人たちがオープンな場で人間的に鍛えられ、成長していくプロセスそのものがないんですね。

キャリア組の中にすぐれた人がいることは否定しないけれど、総体として、こういう仕組みは、優秀な人間は表からは見えないけれど、裏で闇将軍的に力を持つという形をとりやすい。

シリコンバレーならそれが当たり前なんです。投資家は、親子くらい年の離れた起業家を伸ばすために、真剣に叱りますよ。大組織でも、GEで行われている幹部教育なんか、そういう側面がありますよね。

だから、「愚者の楽園」(日下公人)になっていて、それを守ろうとするから内向きになって、「日本式」だ「情」だという。しかし、これは「和の精神」ではない。宗教的には「世間愛(自分たちの仲間さえ利益を得ればよいというあり方)」というものだ。