元大蔵省財務官の榊原英資早大教授が23日、東京都内で記者会見し、稲盛和夫京セラ名誉会長、福川伸次元通産事務次官、シンクタンク・構想日本の加藤秀樹代表ら約10人で5月に有識者会議を立ち上げ、民主党の「政権構想」を今夏に提言する方針を明らかにした。
榊原氏によると、政府と与党を一体化し国会議員を各省庁に送り込む「霞が関改革」や、全国を約300の基礎自治体に分割し行財政の権限を移譲する地方分権改革が柱になる。外交、年金、医療、教育の改革方針も示すという。榊原氏は「制度を部分的に変えても既得権益のネットワークは壊せない。思い切った国家改造計画、平成維新案にしたい」と述べた。