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松下政経塾に学ぶ「人間磨き」政治を変えなければ日本は良くならない

松下塾長の無税国家論は、税を払う権利をなくせと言っているのではありません。そうではなく、一生懸命働いて、ある一定の積み立てができればその運用益で国家経営さえ可能であるということを意味しているのです。

半藤氏の著書には、次の5点が「歴史の教訓」として記されていました。

「国民的熱狂をつくってはいけない。その国民的熱狂に流されてしまってはいけない。……時の勢いに駆り立てられてはいけないということ」

「最大の危機において日本人は抽象的な観念論を非常に好み、具体的な理性的な方法論をまったく検討しようとしないということです。自分にとって望ましい目標をまず設定し、実に上手な作文で壮大な空中楼閣を描くのが得意」

「日本型のタコツボ社会における小集団主義の弊害」

「国際社会のなかの日本の位置づけを客観的に把握していなかった、これまた常に主観的思考による独善に陥っていた」

「何かことが起こった時に、対症療法的な、すぐ成果を求める短兵急な発想です。……時間的空間的な広い意味での大局観がまったくない、複眼的な考え方がほとんど不在であった」(いずれも 半藤一利著『昭和史』「むすびの章」より)