この言葉も養老流に解せられてるはずだ。
藤井裕久氏(@時事放談)のいう「いい人」とは「争わない人」のことで、福田首相のいう「王道」とは「争わないこと」だと思う。
「覇道」を「争うこと」と捉えて、その反対は「争わないこと」と考えるのだろう。
春秋(9/2)
「腹黒くないからこそ政治家として人気が出ないのかも」。北京五輪の柔道で金メダルを取った石井慧選手は、福田首相をそう評していた。「すごい純粋さが伝わってきました」。
「腹黒くない」=「純粋」=「争わない人」と考えているのだろう。
「争わない人」=「いい人」=「自分にとって都合のいい人」だ。
そんなのは神人でも聖人でもなく、従って、皇道でも王道でもない。
価値相対主義だ。
しかし、役目は果たされたと思う。
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20080104#1199527223