【単刀直言・年末スペシャル 藤井裕久民主党顧問】 外交は評価するが歴史観と経済政策は是認できない - MSN産経ニュース
安倍晋三首相が外国との関係強化に努めてきたことは評価したいと思います。しかし、是認できないものがあります。ひとつは偏ったナショナリズム、歴史観を持っていないか、もうひとつは経済問題を金融で解決しようとしている、ということです。
民主党が政権を奪われた理由はただ一つ、野党体質が抜けきれなかったことに尽きます。
4年前の政権交代を当時の民主党議員は「革命」と騒いで、官僚を徹底的に排除してしまいました。しかし、国民は改革を求めたのであり、百パーセント変えてほしいなんて思っていませんでした。議論ばかりしていて、物事を決められなかったことも大きい。もっとも、議論ばかりした人はほとんどが離党し、落選しましたけどね。
海江田万里代表には、党の政策を変える必要はないし、政権に反対するときは徹底して反対するよう言っています。衆院選でも参院選でも選挙区では第二党だったのだから、自民党に代わりうる政党は民主党なんだという自信を持って地道にやることだ、とも言っています。
今月19日、野田君と一杯やりました。「あなたは消費税増税を決断した日本の首相として外国では人気あるんだよ」と褒めました。消費税増税は、歴代首相が避けてきましたが、少子高齢化対策のためにはどうしても必要なことなのです。彼は「民主党では嫌われ者です」なんてぼやいていましたがね。
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20131223#1387796900(政治判断ができない藤井裕久)