2008-09-30 ■ 政治 政治 春秋(9/30) 国会演説の模範を戦前にまで探しにいくと、「憂国の熱弁満場を圧す」「高調に達した衆院論戦」と見出しが躍る記事があった。 回顧録によると、事前に一言一句を洗練しあらゆる攻撃に備えたそうだ。高い評判には「私は死すとも、永く憲政史上に残ると思えば、政治家としての一大責任を果したる心地」と書いた。覚悟と矜持(きょうじ)がみえる。