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春秋(11/3)

手塚は劇画の手法を取り入れ、40代半ばにして絵の描き方を変える。テーマ面では医学の知識を生かした「ブラック・ジャック」で新境地を開拓。その後も第二次大戦を素材とする作品などを次々に発表、より広範な読者を獲得していった。

悲劇的な作品でも、根底には人間たちへの愛と期待を感じさせた。どうすれば未来志向の発想ができるのかと聞かれ、手塚は生前、こう答えている。「まず暗い想像を全部してしまったら、反対の明るい未来のイメージが出てくるような気がします」。

「陰極まれば陽、陽極まれば陰」。