2009-02-09 ■ 経済 経済 森永 卓郎氏 政府紙幣を財源として強力な景気対策を実行せよ 一方、政府紙幣の場合は、そういった面倒な手続きが必要ない。発行額を政府の負債に計上する必要がないから、印刷・発行コストを差し引いた金額がすべて政府の収入となるわけだ。 両者には大きな違いがあることがお分かりだろう。金利だけもうかるのと、ほぼ全額がもうかるという違いである。 2003年にスティグリッツが政府紙幣発行論を展開した際、それを痛烈に批判していたのが理事時代の白川総裁