2009-03-30 ■ 政治 政治 【人界観望楼】外交評論家・岡本行夫 若き防人たちへ 世界はグローバリゼーションのまっただ中にある。その本質は世界の価値の融合だ。つまり今や各国(中国ですら!)が「民主主義は重要」と言う世の中では、「日米両国は自由と民主主義という共通の価値を分かち合い云々(うんぬん)」といった言い回し(レトリック)は以前ほどの重みを持たないのだ。 安全保障面も経済面も日本に期待しても新しい動きはないと各国が知って、日本は「イレレバント」(関係ない)と思うようになってしまったのではないか。 世界は日本の変革待ちの状態にある。