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田中秀征の一言啓上 追加経済対策の効果は一時的 百年に一度の改革を実現せよ

 4月10日付朝刊の朝日新聞によれば、「筋の悪い」(財務省幹部)政策も盛り込まれており、公明党幹部も「補正予算には柱が必要だが、今回はすべての役所から紙を寄せ集めてきたようなもの」と語っているという。自民党の政調幹部も「なかなか(額が)額が積み上がらない」と頭を抱えていたらしい。

 一体、84人の“有識者”の意見はどうなったのか。“有識者”は黙っているのか。

 財務省幹部も「誰も彼も政局や選挙のことしか頭にない」と語ったという(11日付毎日新聞朝刊)が、それにしてもひど過ぎる事態だ。

 それでもなお財務省が、押し切られたのは、財務省の省益によるものだろう。官僚組織に大ナタを振るう民主党政権はどうしても阻止しなければならない。財政規律よりも当面は組織防衛に徹するつもりなのだろう。また、今回の分かりやすい巨額な支出によって、むしろ消費税の税率アップが容易になったと思っているのかもしれない。