2009-04-28 ■ 政治 経済 政治 経済 【風を読む】論説副委員長・五十嵐徹 政府の大小を問う前に どんな改革も既得権を奪われる側との摩擦はつきもので、小泉改革もまた多くの敵をつくってきた。批判の大合唱の裏には、そんな勢力の影も見え隠れする。 「旧に復せ」と言わんばかりの議論には、やはり与(くみ)することはできない。 「小さな政府」か「大きな政府」かの二者択一の議論も本質から外れてはいないか。