https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

森永 卓郎氏 似ているようで全く異なる与党と民主党の景気対策

 ただ、大きな違いが一つある。それは、自民党は一回勝負の景気対策であり、民主党は構造自体を変えようとしている点である。言い換えれば、瀕死の重症を負っている日本経済に対して、自民党はまず応急手当として止血しようとしているのに対して、民主党は大手術を試みようとしているのだ。

 だから、与党案ならば失敗しても1年限りの話となる。一方、民主党案は、実現すれば日本を大きく変える期待ができる一方で、リスクもまた非常に大きい。民主党は、失敗が許されない大勝負に出たと見るのが正解だろう。