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宮田秀明の「経営の設計学」「非線形」への挑戦で得たもの

 この研究を論文にした時の反響は大きかった。大きかったのは反論だった。何しろ世界中の50人から100人ほどの著名な研究者はすべて「線形」という前提で論文を書いているのに、私がすべて否定したことになったのだ。それから約10年、一種の村八分状態が続いた。多くのフロンティアを拓く人々と同じように、30歳代には最大の精神力、体力が必要だった。

 今でも、その頃私を村八分にしようとした学会の重鎮の人たちに対しては許せないような気持ちを抱いている。革新を妨害する人たちだったからだ。