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平野貞夫の国づくり人づくり政治講座 第21回 《『政(まつりごと)の心』を求めて》 第8回 ―「 政党政治の限界 」―

議会政治は、良識ある有権者が良識ある代表者を選ぶ、というフィクションでなり立っている。この仮説が現実である国家はひとつもない。

自民党だけではなく、日本の与野党全体にわたって言えることは、議会政治の根本や本質を知らないということである。多数決で国や自治体の方針や政策を決めるということは大変なことであるという認識がないことだ。多数決で決める結論が真理や正義である保証はない。そのため議会政治は、少数者の発言を保証し、選挙によって政権を交代させるということで成り立っている。

自民党が何時までも政権政党であり続けるため、検察や警察が必死になっている国家はかつての共産主義国家しかない。最近の市民・国民はこれを理解しはじめたのだ。