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【幕末から学ぶ現在(いま)】(30)東大教授・山内昌之 徳川慶喜
しかし皆「友愛」の意味がわからぬとみえるねぇ。
藤沢久美さんにしてもそうだが、自民党‐産経一派の策略に惑わされている。
楠公、大西郷、頭山満
こういう人、つまり「造化の心を心とする人」が「友愛」の立場に立つ人なんだが・・・。
「甘い・厳しい」は自己を律するにおいて使うべきで、己れの欲心のために他人に犠牲を強いるのが「厳しい」わけではないんですよ。
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20090524#1243160910小川彩佳と本格の教養)
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20090927#1254042230フリーメーソンは「甘い」?)


(財)日本友愛青年協会公式ページ
小冊子『友愛理解のために』(pdf)

そして人々が個の確立をはかり、母性的感情は友愛の根源であり、それを原点としての社会や国家を同心円的に作り上げていくと説いております。
また、人間としての最高の義務は自己完成であるとし、日本的に譬えれば、修身、斉家、治国、平天下(大学の礼記の一編)がその基本であり、その目的を達成する為には教育改革を行い、全ての人間は、人種、宗教、言語、階級を問わず、兄弟姉妹であり、同一の神の子たることが大切であるとして友愛主義の淵源と友愛革命の必要性を提唱したのです。

クーデンホフ・カレルギーは自由と平等との対立を解消し、克服するのが友愛主義であると記し、友愛の基本をフランス革命の友愛に依拠していると説明しています。

カレルギーは「フランス革命は、自由、平等、友愛を目標として起こりましたが、そこには自由の革命はありましたが平等と友愛の革命はなく、しかも自由と平等は対立関係のままにされ、その上経済的平等は誰しも望むところですが自由が存在しなければ全く価値のないもの」と、述べています。さらに自由放任の社会は経済的不平等、富の偏在、貧困の差をより大きくし、如何にして自由と平等の対立関係を調和せしめるのか、カレルギーはこの対立解消のベースに友愛主義を提唱し、人々の間に具体的に浸透する方途として友愛革命を掲げました。

革命という言葉はともすればテロを想像されるかも知れませんが、カレルギーの説く革命はそんな力による革命でなく、人間一人ひとりの心の中における革命です。人々の心の中に友愛をうえつけ、或は人間本来の持つ人類愛そのものを喚起することにより友愛は達成される革命である。そして人の心の革命は暴力や強制力でなく、相互に人間が人間としての人格の尊厳を尊重することであり、人間の生まれながらにして持つ権利であると説き、その権利は国家や社会のすべての制度に優越するものだと説明しています。
従って社会の政治や経済の諸制度もこの考え方をベースにしなければなりませんし、このような考え方に基づく友愛社会は友愛主義の理想であり、心の革命のそれぞれの段階に従って少しずつ改善されて行くべきものであるというのです。

具体的にはLady とGentleman によって構成されるような社会と主張しています。

カレルギーは当時の政治社会に対し極めて興味深い論述をしています。それは「今日の政治は部分的には無頼漢の手中に握られている」という痛烈な言葉から始まり、政治家はその「敵を欺いたり、契約を破棄したり、友人を裏切ったり、他人を不意打ちしたりすること等を自慢にしており、自分をもって善悪、是非、尊卑、貴賤を超越した存在の如く考え、しかもこのような行動によって大多数の世論の支持を得たものとうぬぼれているようなやから」と論じています。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20080530#1212097023