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逮捕前に事実上の拘束、「帰宅させた」とウソ報告…大阪府警

府警は、部屋の使用者で、男性の知人だった焼田被告を同7日、奈良県生駒市の自宅近くから浪速署に任意同行し、夜まで聴取。この日、事件に関する供述は得られなかった。こうしたケースでは通常、帰宅させるが、捜査担当者は「逃亡の恐れはないが、過去に自殺を図ったことがあり自暴自棄になる恐れがある」と判断。被告に口頭で了解を得たうえ、監視役の捜査員1人と同署近くのホテルの同じ部屋に泊まらせたという。

翌8日朝、捜査員がホテルから署に同行し聴取を再開。夕方になり、焼田被告は「室内で殺害し、自分一人で浴室に運んだ」と自供、死体遺棄容疑で逮捕された。

関係者によると、捜査担当者は同課幹部に対し、焼田被告の自供経緯について「参考聴取後、自宅に戻ったが、8日朝にすっきりした表情で署を訪れ、自供に至った」と虚偽の説明をしていたという。

逮捕から数日後、宿泊の事実が発覚し、課内で問題化。同課幹部は読売新聞の取材に、「捜査手法として間違いと言い切ることはできないが、正しかったとも思っていない」とした上で、「公判で供述が証拠採用されない恐れが高いと考え、補充捜査を進めている」と話した。

問題発覚後、事件を担当する捜査班は変更されたが、同課幹部は「秋の定期異動に伴う配置換えで、関連はない」としている。