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凍りついた「検察官適格性審査会」秘話 - 保坂展人のどこどこ日記

 裁判員制度を導入した司法制度改革で、「検察官の起訴便宜主義の見直し→起訴陪審の導入」を検討した中村正三郎法務大臣は、大臣室の机の中に法務大臣権限で入国許可したシュワルツェネッガーのサインを隠し持っているという「極秘事項の暴露」にあって、法務大臣を更迭された。野党議員や新聞記者が、法務大臣の机に近づけるものではない。まさに、法務省内部からの「リーク」で失墜したと言えるだろう。

検察官適格審査会」という噴飯ものの審査機関があるのを読者は御存知だろうか。日弁連会長や法曹界有識者、4人の衆議院議員、2人の参議院議員ら11人で構成される。前出の「検察審査会」とよく似た名称で間違える人も多いが、「検察官の適格性」を審査する場である。国会に設置されている裁判官訴追委員会弾劾裁判所の「検察官版」ということになるが、橋本内閣の省庁再編のどさくさに紛れて事務局設置の場が総務庁から法務省に移動した。