元毎日、現産経の著名記者、古森義久氏がワシントンから送ってきたその記事は、ワシントンポスト紙の藤田幸久に関する奇妙な社説を紹介したものだ。
藤田は雑談だと思い、気楽に語ったが、9.11が陰謀だと断定的に話しておらず、「テロとの戦い」の原点の検証が必要との立場で国会質問などを行ってきた経緯を披瀝したという。
そして、その5日後、ワシントンポスト紙の社説で、藤田は徹底的にこき下ろされる。
ここで古森記者の思想信条を問題にするつもりはない。報道姿勢だけを問うている。
藤田議員側がワシントンポスト紙の記事に対して、「事実を歪曲した扇動的報道と断ぜざるを得ない」と非難しているのは当然のことである。