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小沢一郎「李克強と習近平の権力闘争を様子見」、菅政権崩壊を待つ

朝日新聞は9月25日付けの朝刊の社説(3面)で、「中国船長釈放、甘い外交、苦い政治判断」というタイトルをつけて、菅直人政権をかばっているのか、苦言を呈しているのか、まったく意味不明な論調を展開している。
 その果てに「何より民主党政権に欠けているのは事態がこじれる前に率直な意思疎通ができるような政治家同士のパイプだ。急いで構築しなければならない」と述べている。民主党には、中国共産党1党独裁の北京政府の最高指導層にたくさんの太い人脈と深い信頼関係を築いている小沢一郎元代表がいるというのに、「率直な意思疎通ができるような政治家同士のパイプ」を「急いで構築しなければならない」というのは、一体どういうことか。小沢一郎元代表は、もはや民主党政治家ではないとでもいうのであろうか。不偏不党、公正中立な報道機関とは到底思えない。
 ましてや、「急いで構築しなければならない」というのは、どういう感覚か。「政治家同士のパイプ」を、一日や二日で構築できるわけがない。まさに常識外れというものである。そんな泥縄式で、外交が成り立たはずはない。
 それでなくても菅直人政権は、短命と言われているのに、経済オンチに加えて外交オンチのこの政権に、国民の生命身体財産を任せようと言うのが、大きな間違いである。ともかく朝日新聞論説委員は、頭がおかしくなってしまっているとしか、言いようがない。

小沢一郎前代表は、中国漁船が海上保安庁の巡視船に衝突した今回の事件の背景には、中国共産党1党独裁の北京政府の「ポスト胡錦濤」をめぐる権力闘争があるとみており、有力候補である李克強は自宅に招くほどの付き合いがあり、習近平は2009年末、天皇陛下に謁見の仲介をするなど親密な関係を築いており、2人の間に立ち板ばさみになっているので両者の権力闘争に巻き込まれるのは都合が悪い。

小沢一郎前代表は、アメリカのオバマ政権が、何かと御しやすい菅直人政権と北京政府の間に、これもまた楔を打ち込み、離間させようと画策しているを読み取り、しばらくは、この陰謀の成り行きを見ようと決めた。小沢一郎政権が誕生しなかったので、親中国派の小沢一郎前代表は、幸い、胡錦濤温家宝李克強習近平のだれとも親密な関係を損なわないで済んでいる。代表選で負けてよかったとも言える。