小沢一郎元代表が「通常国会冒頭解散・2月総選挙」を示唆、小沢派新人、自民党落選者も走り出す
国民新党の亀井静香代表が11月20日午前11時からのテレビ東京の番組、21日正午からの番組「スクランブル」に出演して、「菅政権は、身内をそっちのけにして、自民党など野党に擦り寄っている。変な政権だ」と皮肉っていた。
菅政権が、内政外交ともにうまく行かない最大の元凶が、党内分裂にあることは、だれの目にも明らかだ。挙党一致を図る努力をするどころか、菅直人首相と仙谷由人官房長官は、小沢支持派を分裂させる策謀ばかりに専念してきた。
こういうときには、長老議員の出番なのだが、残念ながら、いまの民主党には、かつての自民党の椎名悦三郎、保利茂といったようにだれもが敬意を表して顔を立てて意見を聞くような人格者はいない。
小沢一郎元代表と同期生で41年もの友人である渡部恒三元衆院副議長は、私利私欲に生き、権力欲の亡者と化して、いまは反小沢派の急先鋒だ。政権交代を期に衆院議長にしてもらえなかった恨みを小沢元代表に向けているからである。