■ - d1021の日記

官房長官人事の候補に挙がっている枝野幸男と江田五月、この二人に共通するのは法曹家という点ですね。何で法曹家じゃないといけないかというと、検察を指揮して小沢一郎の起訴を担当する要だからでしょう。それをこれまで強力に担ってきた仙谷由人を変えにくいという理由も、そこにあるわけですよね。

枝野幸男が官房長官。きっと仙谷由人以上に放言失言が乱れ飛んで、ねじれ国会は大荒れになるのでは。とにかく口が軽い。マニフェストは国民との契約だと言ったその口で、マニフェストは生き物だと言ったのがこの男でした。それと中国との関係が恐いですね。挑発をやらかしてトラブルを起こすでしょう。

が、一昨日に指摘したように、人事情報がザルでそのまま出てくるでしょう。ほとんどリアルタイム中継のように、菅直人の改造人事の情報が漏れ出てくる。これは、菅直人の側近がマスコミ記者にありのままを流しているということですよ。つまり、寺田学しかいません。その程度の政権なのです。管政権は。

菅内閣の支持率は、いま20%くらいですが、これってマスコミが相当にゲタをはかせた上での数字ですよね。実質は10%以下じゃないですか。10/9のTBSの番組で岸井成格が本音を漏らしていましたが。これほど国民から支持されてない政権は他にないのでは。中国の方がよっぽど支持率は高いはず。

このままだと、4月の地方選は民主党の大敗が確実。予算成立と引き換えに菅直人の退陣は必至で、新代表（前原誠司）でマスコミに支持率を持ち直させ、それで選挙に臨むというシナリオですね。何とも見え見え。しかし、それで果たして選挙を凌げるかどうか。地方選で負ければ、また死に体になりますよ。

6月の消費税増税とTPP加盟の決定は、首相が菅直人でも新代表でも、4月の地方選で政権側が大きく負ければ、そこで先送りになる可能性がありますよね。特に農村部で大敗した場合は、TPPに二の足を踏まざるを得なくなるでしょう。この二つを断行する正統な条件は、解散して総選挙で勝つしかない。