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小沢なき民主党は消滅する

小沢一郎の呪いかどうか知らないが、「脱小沢」を煽ってきた民主党の幹部議員が、ことごとく窮地に陥っている。

これは偶然ではない。因果応報というか、当然の帰結だ。

「反小沢一派」は、小沢を排除することで実権を握り、主要ポストを仲間内で分け合った。小沢グループには主要大臣や党員役員ポストをひとつも与えなかった。


そうやって、大マスコミと組んで小沢排除に成功したはいいが、もともと「反小沢一派」の連中に政治的な力量があるわけじゃない。権力を握り、ポストに就いても、いずれ馬脚を現すことは分かっていた。今日の惨状は見えていたのだ。

菅・仙谷グループの不幸は、肝心の政策を実現させる力が全くなかったことです。

本人たちはまだ気づいていないだろうが、「脱小沢政治」の看板を掲げたことが、すべて失敗の始まりだったのだ。

小沢を排除すれば、好き勝手できると計算し、「反小沢一派」で結託したのだろうが、結局、総崩れとなっているのだから世話ない。

「好き嫌いは別にして、民主党小沢一郎を上回る政治家はいません。30年以上、政界の主役でいつづけた実力はダテじゃない。国会運営、野党対策、選挙戦術、役人の使い方と、政権政党として必要なことを熟知している。もし、小沢が政権の中枢にいたら『ねじれ国会』も乗り切っていたでしょう。公明党と話をつけて参院過半数を維持するなり、社民党を呼び戻して衆院で3分の2を確保していたに違いない。菅首相は、予算関連法案の成立に苦しむこともなかったはずです」(政治評論家・山口朝雄氏)

民主党の中堅議員が言う。
「3月危機なのか4月危機なのか、時期はハッキリしないが、いずれ菅首相が追い詰められるのは間違いない。追い詰められた首相が総辞職し、代表選に突入したら、党内は『小沢VS反小沢』の抗争がさらに激化し、一気に分裂に向かうと思う。菅首相が総辞職せず、破れかぶれで解散・総選挙に打って出た場合も、とても同じマニフェストで戦えないから分裂するしかない。いずれにしろ、民主党はオシマイです。やっと国民の手で政権交代を実現したのに、菅・仙谷グループが、不毛な小沢切りに走ったために、民主党は政権奪取からわずか2年で消滅という最悪の事態が近づいている。菅首相と仙谷代表代行の罪は本当に重いですよ」