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菅内閣になってマスコミ幹部への機密費接待増えたとの証言

 よく考えてみれば、昨年秋の菅vs小沢の代表選でも議員票は真っ二つに割れた。その後の菅政権の体たらくを見て、当時に比べてどちらの勢力が増えたか、減ったかは明らかだ。だからこそ、議員投票で不利と見た執行部派の北沢俊美・防衛相は「議員投票ではなく党員投票にすべきだ」と主張しているのである。


 こうした正しい政界潮流が報じられない一方で、「次の総理は“仙原幸彦”(仙谷由人官房副長官前原誠司・前外相、枝野幸男官房長官野田佳彦財務相)」というデマが流布されるのは、執行部派と記者クラブの親密すぎる関係に原因がある。

 総理補佐官の一人は、記者とのオフレコ懇談で、こんな軽口を叩いている。


「首相動静で、総理がオレや秘書官と食事や会合をしたと発表されたら疑ったほうがいいよ。たいていはマスコミ関係者と会っているんだが、相手の都合で表に出さないだけだから」