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総理大臣官邸では午前9時すぎから開かれた臨時閣議で閣僚の辞表が取りまとめられ、安倍内閣は総辞職しました。

歴代最長の7年8か月にわたり続いた第2次安倍政権は、幕を閉じました。

これに先立って安倍総理大臣は記者団に対し「政権奪還以来、経済再生、国益を守るための外交に1日1日、全力を尽くしてきた。この間、さまざまな課題に国民とともに、チャレンジすることができたのは私の誇りだ。すべては国民のおかげであり、厳しい時も苦しい時も支えていただいたすべての人に心より感謝申し上げたい」と述べました。

国会では午後、衆参両院の本会議で総理大臣指名選挙が行われ、自民党の菅総裁が、第99代の総理大臣に選出される運びです。

菅総裁は総理大臣官邸で公明党の山口代表と党首会談を行ったうえで、組閣本部を設置して閣僚人事を行い、新たな官房長官が閣僚名簿を発表します。

そして皇居での親任式と閣僚の認証式を経て、夜には菅内閣が正式に発足します。

菅総裁は総理大臣就任にあたっての記者会見を行い、閣僚人事のねらいや今後の政権運営などについて、みずからの考えを明らかにすることにしています。

15日結党した合流新党の立憲民主党は、今後の野党連携の強化に向けて、16日衆参両院の本会議で行われる総理大臣の指名選挙で、枝野代表に投票するようほかの野党に呼びかけてきました。

これを受け共産党の志位委員長らは16日、国会内で立憲民主党の枝野代表と面会し「わが党としては、自公政権にかわる『野党連合政権』をつくる意思表示として、きょうの総理大臣指名選挙では、枝野氏に投じる」と伝えました。

これに対し立憲民主党の枝野代表は「大変光栄だ。国会の内外で、今の政権の問題点を訴え、政権交代を成し遂げなければならず、しっかりと連携させてもらいたい」と応じました。

共産党によりますと共産党が総理大臣の指名選挙で、ほかの野党の党首に投票するのは、1998年に民主党菅直人代表に票を投じた時以来だということです。

安倍内閣が総辞職したことを受け、午後1時すぎから衆議院本会議で総理大臣指名選挙が行われました。

その結果、
自民党の菅総裁が314票、
立憲民主党の枝野代表が134票、
日本維新の会の片山共同代表が11票、
希望の党の中山代表が2票、
自民党小泉進次郎氏が1票で、
菅義偉総裁が自民党公明党の支持を受けて、総理大臣に指名されました。

菅総裁は、このあと、参議院本会議でも指名され、第99代の総理大臣に選出される運びです。

これを受けて菅総裁は、総理大臣官邸に入り、公明党の山口代表と会談したうえで、組閣本部を設置して直ちに組閣を行うことにしています。

そして、皇居での総理大臣の親任式と閣僚の認証式を経て、16日夜にも菅内閣が発足する見通しで、菅総裁は記者会見で、今後の政権運営の基本方針などを説明することにしています。

自民党菅義偉総裁は、衆参両院の本会議で行われた総理大臣指名選挙の結果、第99代の総理大臣に選出されました。
衆議院参議院、それぞれの総理大臣指名選挙の結果です。

衆議院本会議

自民党の菅総裁 314票
立憲民主党の枝野代表 134票
日本維新の会の片山共同代表 11票
希望の党の中山代表 2票
自民党小泉進次郎氏 1票

参議院本会議

自民党の菅総裁 142票
立憲民主党の枝野代表 78票
日本維新の会の片山共同代表 16票
▼国民民主党伊藤孝恵氏 1票
▼白票が3票

菅内閣の閣僚は、
▽初入閣が5人、
安倍内閣と同じポストでの再任が8人、
▽ポストを変えて、引き続き、閣僚を務めるのが3人、
▽閣僚経験者の再入閣が4人となっています。

初入閣の人数は、去年9月に発足した第4次安倍第2次改造内閣の13人を大きく下回り、安倍政権の継承を掲げる菅総理大臣の姿勢が示された形となっています。

女性の入閣は、
上川陽子氏と
橋本聖子氏の2人です。
去年9月に発足した第4次安倍第2次改造内閣と同じ人数になりました。

参議院からの入閣は、
橋本聖子氏と
野上浩太郎氏の2人です。
去年9月に発足した第4次安倍第2次改造内閣と同じ人数です。

菅総理大臣と20人の閣僚の平均年齢は、60.38歳です。
去年9月に第4次安倍第2次改造内閣が発足した際の61.55歳より1.17歳若くなりました。

▽最高齢は麻生太郎氏で79歳、
▽最年少は小泉進次郎氏で39歳です。

菅総理大臣と20人の閣僚を年代別にみますと、
▽70代が3人、
▽60代が8人、
▽50代が9人、
▽40代は0人、
▽30代が1人となっています。

菅内閣の閣僚を自民党の派閥ごとにみますと
細田派が最も多い5人、
麻生派が3人、
竹下派が2人、
▽岸田派が2人、
二階派が2人、
▽石破派が1人、
▽石原派が1人で、
総裁選挙を争った岸田派や石破派を含め、各派閥からバランスよく起用した形となりました。

一方、
▽無派閥は3人で、
公明党からの入閣は、これまでとおり1人でした。

菅内閣衆議院議員の閣僚を当選回数別にみますと、
▽最も多いのは、麻生太郎氏の13回で、
▽最も少ないのは、岸信夫氏の3回です。

ただ、岸氏は、参議院議員の2期目の途中で衆議院選挙に立候補しており、岸氏を除けば、小泉進次郎氏の4回となります。

このほか、
▽9回が1人、
▽8回が5人、
▽7回が2人、
▽6回が6人、
▽5回が1人となっています。

安倍内閣は16日午前、総辞職し、衆参両院の本会議で総理大臣指名選挙が行われた結果、自民党菅義偉総裁が、自民党公明党などの支持を受けて、第99代の総理大臣に選出されました。

これを受けて、菅総理大臣は、午後3時ごろ総理大臣官邸に入り、連立を組む公明党の山口代表と党首会談を行ったうえで、組閣本部を設置して閣僚人事を行い、加藤官房長官が閣僚名簿を発表しました。

▼副総理兼財務大臣麻生太郎氏。金融担当大臣も兼務します。再任です。

総務大臣武田良太氏。国家公安委員長からポストが変わっての入閣です。

法務大臣上川陽子氏。再入閣です。

外務大臣茂木敏充氏。再任です。

文部科学大臣萩生田光一氏。再任です。

厚生労働大臣田村憲久氏。再入閣です。

農林水産大臣参議院議員野上浩太郎氏。初入閣です。

経済産業大臣梶山弘志氏。再任です。

国土交通大臣公明党赤羽一嘉氏。再任です。

環境大臣小泉進次郎氏。再任です。

防衛大臣岸信夫氏。初入閣です。

官房長官加藤勝信氏。沖縄基地負担軽減担当大臣と拉致問題担当大臣を兼務します。厚生労働大臣からポストが変わっての入閣です。

▼復興大臣に平沢勝栄氏。初入閣です。

国家公安委員長小此木八郎氏。防災担当大臣を兼務します。再入閣です。

行政改革担当大臣に河野太郎氏。沖縄・北方担当大臣と規制改革担当大臣も兼務します。防衛大臣からポストが変わっての入閣です。

▼一億総活躍担当大臣に坂本哲志氏。地方創生担当大臣を兼務します。初入閣です。

▼経済再生担当大臣に西村康稔氏。再任です。

▼デジタル改革担当大臣に平井卓也氏。再入閣です。

▼オリンピック・パラリンピック担当大臣に参議院議員橋本聖子氏。女性活躍担当大臣を兼務します。再任です。

▼新設された2025年の大阪・関西万博の担当大臣に井上信治氏。消費者担当大臣と科学技術担当大臣も兼務します。初入閣です。

さらに、
衆議院官房副長官坂井学氏が新たに起用されるほか、
参議院官房副長官岡田直樹氏と、
▼事務の官房副長官杉田和博氏は再任されます。

内閣法制局長官は、近藤正春氏が再任されます。

今回から大阪・関西万博の特別措置法に基づいて、担当大臣が置かれることから、閣僚は、1人増えて20人となります。

このうち、
▼初入閣が5人、
▼前の内閣と同じポストでの再任が8人、
▼ポストを変えて引き続き閣僚を務めるのが3人、
▼閣僚経験者の再入閣が4人となっています。

また、参議院議員が2人で、女性は2人となっています。
菅総理大臣と新閣僚は皇居での親任式と認証式に臨んでいて、16日夜、菅内閣が正式に発足します。

武田総務相「一つ一つ丁寧に結果を出す」

総務大臣に起用された武田良太氏は、呼び込みのあと総理大臣官邸を出る際に、記者団に対し、「菅総理大臣からは、マイナンバー制度を国民の立場に立ったしっかりとした制度として確立してほしいということと、モバイルサービスに関して、国民の理解が得られる制度を作り上げてほしいという指示があった」と述べました。
そのうえで、「国民にとって有益なものにしていくというのが、すべてに共通するテーマだと思うので、一つ一つ丁寧にしっかりと結果を出していきたい」と抱負を述べました。

上川法相「思いっきり仕事をしていきたい」

法務大臣に起用された上川陽子氏は、午前中、議員会館の事務所で、法務省の職員から説明を受けたということです。そして、午後4時前、総理大臣官邸からの呼び込みの電話を受けると、真剣な表情で、「よろしくお願いいたします。伺います」と答えていました。
そして、記者団に対し、「1つずつ与えられた職責をしっかり果たすということで、きのうは自分自身をリセットして切り替える時間があったので、きょうからは本当にまっすぐに、思いっきり仕事をしていきたい」と意気込みを語りました。
上川陽子氏は、呼び込みのあと、総理大臣官邸を出る際、記者団に対し、「私にとって、法務大臣は3回目の就任になる。国民の安全安心を守るという一心で、緊張感を持って、全霊を尽くして仕事をしていく」と述べました。

茂木外相「存在感のある外交を展開」

茂木外務大臣は、午後4時すぎ、総理大臣官邸を出る際、記者団に対し、「菅総理大臣からは、引き続き日本外交の基軸である日米同盟の強化、さらには日本が提唱している『自由で開かれたインド太平洋』構想の実現にしっかりと取り組んでほしいという話があった」と述べました。
そのうえで、「安倍総理大臣が7年8か月にわたって地球儀をふかんする外交を展開し、国際社会における日本の存在感が高まっている。そういったことをしっかりと引き継いで、存在感のある外交を展開していきたい」と述べました。

田村厚生労働相「国民の不安を和らげる」

厚生労働大臣に起用される田村憲久氏は、議員会館の事務所に入り、新型コロナウイルスへの対応など当面の課題をまとめた資料を読みながら、呼び込みの電話を待ちました。そして、午後3時50分ごろ、総理大臣秘書官からの電話を受け記者団に対し、「本当に重い責任だ。特に新型コロナウイルスへの対応をしっかりやらないといけない。国民の不安を和らげられるような厚生労働行政をしていかないといけない」と述べ、総理大臣官邸に向かいました。
田村憲久氏は、呼び込みのあと総理大臣官邸で記者団に対し、「菅総理大臣からは、『新型コロナウイルスへの対応をしっかりやってもらいたい』ということと、『少子化の中、子どもたちを育てやすい社会を作るべく、頑張ってもらいたい』という話をいただいた。新型コロナウイルス対策に全力を傾けることが、すべての前提になってくるが、インフルエンザの流行も予想されるので、都道府県や医療現場とも意思疎通しながら、しっかりした体制を作っていきたい」と述べました。
一方、記者団が、「自民党総裁選挙では、菅陣営と戦う立場だったが、内閣の一員として、どのような決意か」と質問したのに対し、「菅内閣を全力で支えていく。国民のために、この内閣で一緒になって安心してもらえる社会を作っていかなければならない」と述べました。

野上農相「豊かな農山漁村を次世代に継承」

農林水産大臣として初入閣する、野上浩太郎氏は、閣僚名簿の発表を、議員会館の事務所のテレビで見守り、自分の名前が読み上げられると、小さくうなずいていました。そして、その直後に、総理大臣官邸から呼び込みの電話を受け、「ありがとうございます。承知しました」と応じていました。
このあと、記者団に対し、「身が引き締まる思いだ。農林水産業は、まさに国の基であり豊かな農山漁村をしっかり次世代に継承していかなければならない」と決意を述べました。

赤羽国土交通相「国民の命と暮らしに直結 気を引き締める」

赤羽国土交通大臣は、呼び込みのあと、総理大臣官邸を出る際、記者団に対し、「国土交通行政は、そのすべてが国民の命と暮らしに直結する、大変重要な責任の重い担務だ。災害対応や感染症対策、さらに観光もしっかり盛り上げないといけないので、これまで以上に気を引き締めてやっていきたい」と述べました。

小泉環境相「気候変動対策や脱炭素社会の推進を」

小泉環境大臣は、呼び込みのあと総理大臣官邸から出る際に、記者団に対し、「菅総理大臣からは、『インバウンドが見込めない中で、国立公園の魅力を上げる政策をしっかりやるように』と言われた。私からは『自公両党で結ばれた政権合意の中に、今まではなかった項目として、気候変動対策や脱炭素社会の推進などが入ったことを、ありがたく、心強く思う。しっかりやります』と申し上げた」と述べました。

岸防衛相「恩返しできるよう頑張りたい」

防衛大臣として初入閣する岸信夫氏は、議員会館の事務所で、総理大臣官邸からの呼び込みの電話を待つ間、「このまま電話がかかかってこなかったらどうしよう」などと話していました。そして、午後4時前に電話を受けると、「すぐに行きます」と応じていました。
このあと、岸氏は、記者団に対し、「初当選以来、育てていただいた地元の皆さんに恩返しできるよう頑張りたい。わが国を取り巻く安全保障環境は大変厳しく、防衛大臣としてしっかり対応する」と述べました。
岸信夫氏は、呼び込みのあと記者団に対し、「国家の安全と国民の財産を守っていかなけらばならない。菅総理大臣からは、『しっかりやっていただきたい』と指示を受けた」と述べました。

加藤官房長官「全体調整など3つの役割果たす」

官房長官として入閣する加藤勝信氏は、議員会館の事務所で、髪をとかすなど準備をしながら、総理大臣官邸からの連絡を待ちました。そして、午後2時半すぎ、総理大臣官邸から呼び込みの電話を受けると、記者団に対し、「内閣の要はもちろん菅総理大臣だが、官房長官は、政府全体の調整役に加え、国会対応やスポークスマンとして3つの役割がある。菅総理大臣は、官房長官としてすばらしい成果を上げたので、範としながら『私流』にしっかりと役割を果たしたい」と述べました。
そのうえで、「まずは新型コロナウイルス対策だ。私自身も、厚生労働大臣として対応してきた。同時にアフターコロナの対応として、少子高齢化など課題があり、国が前に進むようにしたい」と決意を述べ、総理大臣官邸に向かいました。
加藤官房長官は、閣僚名簿を発表したあと、午後4時すぎにいったん議員会館の事務所に戻り、皇居での認証式に備えて、モーニングに着替えました。
そして記者団に、「これまで閣僚を務めてきたが、今回は官房長官ということで、また違う思いでモーニングを着た。菅総理大臣を支える中心として頑張りたい」と話し、認証式に向かいました。

平沢復興相「発展できるように応援」

興大臣として初入閣する平沢勝栄氏は、呼び込みのあと「東日本大震災から来年3月で10年になり、復興への対応も、新しい段階に入る。いままでは、被災者の方が1日も早く元の生活に戻れるようにすることが中心だったが、これからは生活しやすい街として発展できるように応援していくことが大事だ」と述べました。
そのうえで、「菅内閣は、規制や前例主義にとらわれず、改革をして世界に誇る日本、地方をつくろうということでやっていく。その代表的な地域や都市を、福島、宮城、岩手の被災地でつくれるように頑張っていきたい」と述べました。

小此木国家公安委員長「気を引き締めていく」

国家公安委員長として再入閣する小此木八郎氏は、午後3時50分ごろ、議員会館の事務所で、総理大臣秘書官からの電話を受け「すぐに行きます」と応じていました。そして、記者団に対し、「責任ある仕事なので気を引き締めていく」と述べ、足早に総理大臣官邸に向かいました。
小此木八郎氏は、呼び込みのあと総理大臣官邸を出る際に、記者団に対し、「社会のデジタル化を進めるのはいいことだが、悪用によって犯罪が生まれやすくなる場合も出てくる。警察が、しっかり取締りをしていく姿勢を発信していきたい。菅総理大臣を支えられるよう頑張っていく」と述べました。

坂本一億総活躍相「結果が出せるように働きたい」

一億総活躍担当大臣として初入閣する坂本哲志氏は、午後4時前、議員会館の事務所で総理大臣官邸からの呼び込みの電話を受けると、引き締まった表情で「ありがとうございます」と答えていました。
そして、記者団に対し、「菅政権をしっかり支えて、国民の声、現場の声を聞き、地方創生や一億総活躍、少子化担当と役職がついているので、それぞれで十分な結果が出せるように働きたい。とりわけ地方創生は、菅総理大臣の思いも強いと思うので、全力で頑張りたい」と意気込みを語りました。
呼び込みのあと総理大臣官邸から出る際、記者団に対し、「緊張感と使命感がふつふつと沸いている。いろいろなことを実現していきたい。菅総理大臣は地方を非常に重要視しており、私自身も地方出身者として、どうすれば持続的な振興ができるかを考え、有効な予算の使い方や人材の派遣をしたい」と述べました。

西村経済再生相「多くの人に安心と希望を」

経済再生担当大臣への再任が決まり、引き続き、新型コロナウイルス対策も担当する西村康稔氏は、午後4時ごろ、総理大臣官邸から呼び込みの連絡を受けました。
そして、記者団に対し、「感染拡大防止と経済の両立という難しい任務を実現しなければならず、改めて身の引き締まる思いだ。すべての人に100%満足してもらうのは難しいが、できるだけ多くの人に、安心と希望を持っていただけるよう全力で頑張りたい」と述べました。

平井デジタル相「デジタル庁新設に全力尽くしたい」

デジタル改革担当大臣に起用される平井卓也氏は、午後2時すぎから議員会館の事務所で、地元・香川県の支援者とオンラインで結び、入閣を報告しました。支援者から、「デジタル化は新内閣の目玉で、経済界からの期待も大きい。高齢者も使えるような形でデジタル化を進めてほしい」などと激励を受けると、平井氏は、特殊なノートとペンによる最新の機器を使って、メモをとっていました。
この後、午後4時前に、総理大臣官邸から呼び込みの電話がかかってくると、「ありがとうございます」と応え、足早に総理大臣官邸に向かいました。
そして、総理大臣官邸を出る際、記者団に対し、「菅総理大臣から『思い切ってやってくれ』と言われた。菅総理大臣の描くデジタル化のスピード感は今までにないものであり、新型コロナウイルスで見えた課題の解決や、デジタル庁の新設に全力を尽くしたい」と述べました。

橋本五輪相「東京大会をさらに価値のあるものに」

再任された橋本オリンピック・パラリンピック担当大臣は、午後3時50分すぎに、議員会館の事務所で、総理大臣官邸からの呼び込みの電話を受けると、記者団に対し、「この責務を担わせていただくことに感謝したい。国内はもとより、全世界に喜んでもらい、歓迎される東京大会にしたい」と意気込みを語りました。
橋本オリンピック・パラリンピック担当大臣は、呼び込みのあと、総理官邸を出る際、記者団に対し、「1年延期となった東京大会だが、アスリートにしっかりと寄り添いたい。スポーツの枠を超えて、東京大会をさらに価値のあるものとして次世代に残せるよう仕事をしたい」と述べました。

井上万博相「菅総理大臣のもと頑張る」

新設された2025年の大阪・関西万博の担当大臣として入閣する井上信治氏は、午後3時半ごろ議員会館の事務所で総理大臣秘書官から電話を受けました。
このあと、井上氏は、記者団に対し、「うれしさと身が引き締まる気持ちと両方ある。担当する万博だけでなく大事な課題について、菅総理大臣のもとしっかり頑張っていきたい」と述べました。
井上氏は、呼び込みのあと総理大臣官邸から出る際、記者団に対し、「非常にやりがいのある仕事を与えてもらったと大変光栄に思っている。本当にうれしい気持ちと、身の引き締まる思いの両方だ。大阪万博を進めていくには地元の協力が大切だと思うので頑張りたい。菅総理大臣は改革を進めると話していたので、その一翼を担えればと思う」と述べました。

菅内閣は皇居での総理大臣の親任式と閣僚の認証式を経て、さきほど正式に発足しました。

菅総理大臣は、16日午後9時から記者会見を行い、今後の政権運営の基本方針や閣僚人事のねらいなどを説明することにしています。

公職選挙法違反の罪に問われ、無罪を主張している河井克行法務大臣が弁護士を解任したことを受けて、東京地方裁判所は、元大臣については今週の裁判の予定を取り消しました。
一方、案里議員の裁判は分離し、審理を続けることを決めました。

法務大臣河井克行被告(57)と妻で参議院議員の案里被告(46)は、去年の参議院選挙をめぐって公職選挙法違反の買収の罪に問われ、いずれも無罪を主張しています。

15日、8回目の裁判が開かれた後、河井元大臣が弁護士の6人全員を解任したことを受けて、東京地方裁判所は、元大臣については16日から18日までの3回の裁判の予定を取り消しました。

16日の裁判にも元大臣は出廷せず、新たな弁護士が選任され、準備が整うまで、開かれない見通しです。

一方、これまでともに審理されてきた案里議員の裁判については、16日の裁判の冒頭で、高橋康明裁判長が「元大臣の弁護士の解任によって案里議員の裁判の進行が妨げられることはあってはならない」と述べ、別に開くことを決めたと伝えました。

16日からは地元議員に対する証人尋問が始まる見通しで、広島県議会元議長の奥原信也議員が出廷する予定です。

公職選挙法違反の罪に問われている河井案里議員の裁判で、地元議員に対する証人尋問が始まり、広島県議会の元議長が現金を受け取ったことについて「違法な裏金だという認識があった」と証言しました。

参議院議員河井案里被告(46)は去年の参議院選挙をめぐって公職選挙法違反の買収の罪に問われ、無罪を主張していて、夫で元法務大臣の克行被告(57)が弁護士を解任したことから、裁判が別々に開かれることになりました。

16日から検察が現金の提供先としている地元議員の証人尋問が始まり、広島県議会の元議長、奥原信也議員が出廷しました。

検察は起訴内容で去年4月から6月にかけて、元大臣と案里議員の両方から3回にわたって、合わせて200万円を受け取ったとしています。

検察が違法性の認識について尋ねると、奥原議員は「収支報告書に記載できない違法な裏金だという認識があった。当時は当選が危ぶまれる状況だったため、票集めを依頼する意味合いがあったのだと思う」と証言しました。

また、なぜ受け取ったのか聞かれると「受け取らなければ案里議員の選挙の応援をしないと思われるので受け取った」と答えました。

#法律

東京都は16日、都内で新たに10歳未満から80代までの男女合わせて163人が、新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

年代別では
▽10歳未満が7人
▽10代が8人
▽20代が33人
▽30代が26人
▽40代が34人
▽50代が24人
▽60代が11人
▽70代が13人
▽80代が7人です。

都内で1日の感染の確認が100人を超えるのは2日連続です。

163人のうち、
▽およそ49%にあたる80人は、これまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、
▽残りのおよそ51%の83人は、これまでのところ感染経路が分かっていないということです。

これで都内で感染が確認されたのは、合わせて2万3437人になりました。

一方、都の基準で集計した16日時点の重症の患者は、15日より2人増えて23人でした。

また、都は感染が確認された3人が死亡したことを明らかにしました。

これで都内で死亡した人は、合わせて389人になりました。

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#政界再編・二大政党制