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失言で辞任、松本前復興大臣を惜しむ声

 松本氏に近しい人によれば、同氏は東日本大震災の直後に被災地入りした後、4月からは毎週末ごとに被災地に足を運び、避難所を回り、市長や町長と会談を重ねてきたという。もちろん、被災3県の知事とも何度も会談している。宮城県村井嘉浩知事とも会い、電話でも話す仲だったという。国の復興構想会議に参加している別の人物は、「内閣では松本大臣が最もまじめに出席し、休み時間も3県の知事と個別に話し込んでいた」と証言する。

 報道された宮城県の応接室にも過去に訪れた。村井知事が後から入ってきても不機嫌になることはなかったという。

 さらに、「発言の背景には、県が市町村とすり合わせができていないことへの苛立ちもあったのでないか」と指摘する。「宮城県が打ち出した水産業復興特区の構想に市町村は反発し、その調整がうまくできていなかった。このため、市町村が県を飛ばして直接国に相談してくるケースもあった。そうした事態に霞が関の一部は不満を抱いていた。『ちゃんと調整しろよ』という気持ちが松本氏にはあったのでないか」と推測する。