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元首相・中曽根康弘 誰がカギを生かしうるか

今の国会議員に昔のような躍動力がなく、未知の世界に果敢に挑戦していく気概が薄い。

 既成政党と「新党派」のせめぎ合いが予想される中、野田首相はいよいよ、9月の民主党代表選に先手を打つ形で、衆院解散・総選挙を断行しようとするだろう。となると、8月までの政治日程や国会、政局をどのようにこなしていくかを考慮しなければならない。6月頃からが危険シーズンだ。

 国内では、民主党小沢一郎元代表が、4月に予定されている1審判決で裁判の拘束力がなくなれば一気に政治的地位の回復を目指す動きに出てくる。政局に決定的な影響力を与える存在になろうとするだろう。国外では米中両国が緊張関係にあるし、イランを中心とする中東情勢はその底流で緊迫の度を増している。


 こうしたカギを上手に生かしうる勢力こそが、9月以降の政治の主導権を握るといって過言ではないだろう。

衆院小選挙区の「一票の格差」という違憲状態の問題もあるが、それよりも解散権を行使する政治の力が優先されるべきだし、心ある政治家はそれを狙うだろう。