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薄煕来氏解任、妻の英国人死亡への関与疑惑が引き金に=関係筋

疑惑を告発したのは薄氏の腹心だった王立軍前重慶市公安局長。

2月上旬に王氏が成都の米国総領事館に駆け込み、一気にスキャンダルに発展した。

薄氏とその妻は、薄氏が解任された3月15日以降、公の場に姿を見せておらず、うわさや報道にコメントできない立場にある。王氏も現在、中央政府の調査を受けている。

薄煕来氏は解任される数日前に開かれた記者会見で、自身の妻をめぐるうわさを否定した上で、何者かが「わたしの家族をおとしめようとしている」と述べていた。


妻の谷開来氏は以前、有力な弁護士だった。先の関係筋は「王立軍氏は中央政府の調査に対し、谷氏が経済的利害関係からヘイウッド氏に目をつけ、彼を破滅させたいと考えた、と説明している」と述べた。この関係筋は総じて薄氏に同情的なところがある。

北京とロンドンに住むヘイウッド氏の複数の身内は、匿名を条件にロイターの取材に応じ、同氏の死亡に犯罪が絡んでいるとは思っていない、と述べた。

関係筋は「(王氏は)薄氏に対し、ヘイウッド氏死亡の問題は隠せない、と伝えた」と述べた。


同筋によると、これに激怒した薄氏は数日後、王氏を公安局長から格下の副市長(教育・文化・科学担当)に異動させた。薄氏は当初、王氏の情報をうやむやにしようとしたが、王氏が米国総領事館に駆け込んだことで、2人の確執が明確になった。


たとえヘイウッド氏の死亡をめぐる王氏の見方が根拠に基づかないものだったとしても、薄氏が王氏の情報を真っ先に中央政府に報告しなかった時点で、薄氏の政治的キャリアは終わったという。