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ミャンマーでは、軍によるクーデターに抗議する市民のデモが全土で続いているのに対し、抑え込みを図る治安当局が発砲を繰り返し、これまでにわかっているだけで18人が死亡し、多数のけが人が出ています。

こうした事態を受けて、ASEANは2日に非公式の外相会議をオンライン形式で開きました。

クーデターのあと、ASEANミャンマー情勢をめぐって話し合うのは初めてです。

ASEAN関係者によりますと、会議は日本時間の2日午後7時半前に終了し、ミャンマーの代表がデモ隊への対応などについて説明したほか、事態のさらなる悪化を防ぐため、加盟国が意見を交わしたということです。

ミャンマー情勢をめぐっては、インドネシアシンガポールなど、ASEANの一部の国はこれまでに深刻な懸念を示しています。

関係者によりますと、ASEANは声明を発表する予定で、互いの内政には干渉しないことを原則としているASEANが、どこまで踏み込んだメッセージを打ち出せるかが焦点です。

会議は2日オンライン形式で開かれました。

各国政府の発表などによりますとこの中では、スー・チー氏ら拘束された人たちの解放を求める声が相次ぎました。

マレーシアのヒシャムディン外相は「スー・チー氏を含む政治的指導者たちの迅速かつ無条件での解放を求める」と述べたということです。

また、シンガポールのバラクリシュナン外相も「スー・チー氏など政治的に拘束された人たちが直接交渉に参加できるよう即時の解放を強く求める」と訴え、会議のあと地元メディアの取材に対し「軍の指導者たちをミャンマーの政府として認めない」とも表明しました。

これに対してミャンマー軍から外相に任命されたワナ・マウン・ルウィン氏は去年の総選挙で不正があったとして、軍の正当性を主張したものとみられます。

会議後に発表された議長声明は「ミャンマーの状況に懸念を表明する」とした上で、「ASEANは積極的、平和的かつ建設的にミャンマーを支援する用意がある」との表現を盛り込んでいます。

しかし事態の打開に向けた具体策は盛り込まれませんでした。

ASEANの中には関与に消極的な国もあるため一致した提案を出せなかったとみられ、引き続き模索が続く見通しです。

ミャンマーのクーデターの前に国連大使に任命されたチョー・モー・トゥン氏は、先月開かれた国連総会の会合で、クーデターを起こした軍を非難したうえで、必要なすべての措置をとるよう国際社会に強く訴えました。

その後、ミャンマーの国営テレビは、軍がチョー・モー・トゥン氏を「裏切り者だ」などとして解任したと伝えました。

これに関連して国連の報道官は、ミャンマー外務省から現在の次席大使を代理大使にするという通知を受けたことを明らかにしました。

これに対してチョー・モー・トゥン氏は1日付けで国連に書簡を送り、クーデターは違法で軍には大使を解任する権限はないと主張しました。

そのうえで国連に対して、自身を引き続きミャンマー国連大使と認めるよう求めています。

一方、アメリ国務省のプライス報道官は2日の記者会見で、大使は現在もその職にとどまっているという認識を示したうえで「大使が国連総会で示した勇気を皆、称賛している。われわれはミャンマー国民の側に立つ」と述べました。

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