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緊縮がナチス台頭許した、大恐慌の過ち回避を−ノボトニー氏

ノボトニー総裁は18日、ウィーンで「誤った論理のために緊縮政策に没頭したことが大規模な失業や民主主義システムの破綻、そして最後にはナチスによる大惨事を招いた」と述べた。さらに「1930年代の過ちを何としても回避しなくてはならない」と言明し、「この問題が根底にあるということをしっかりと認識する必要がある」と続けた。

ナチ党は1932年の選挙で得票数を倍増。それまでの2年間、ドイツではブリューニング首相の下で緊縮策が取られていた。このときの緊縮策では輸出を拡大し、敗戦した第1次世界大戦の賠償金を支払うために増税社会保障の削減、賃金カットの奨励が実施された。大半は大統領命令を利用し、議会を無視して決められた政策だった。

シュミット元独首相は昨年、ドイツがユーロ圏全体に厳しい財政規律を求めていることを懸念していると発言、ワイマール共和国時代の末期にブリューニング首相によって導入された「悲劇的な」緊縮策になぞらえた。