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結局、小沢一郎がすべてのカギだった 問題の小沢一郎の評価は正しいのか

そこでつくづく考えさせられることがある。小沢という政治家のスケールだ。政権交代目前の3年前から検察と大マスコミに犯罪者扱いされ、寄ってたかって潰されてきた。被告人にされ、2年近く日陰者の生活を強いられた。だが、いざ国民生活を左右する増税国会の最終場面では存在感を示す。政権交代の舞台をこしらえ、自民党長期独裁を終わらせたのも小沢だったが、なんだかんだいってもいつも政治の中心にいるのは小沢なのである。

「今は増税すべき時ではない、その前にやるべきことがあるという小沢氏の主張は筋が通っている。今回の大増税は、民主主義の手続きとしてもおかしいのです。民意を無視した増税に血道を上げ、その結果、民主党を壊したのは野田首相の方ですよ。さらには日本の民主主義までも壊そうとしている。野田首相こそトンデモない破壊者で、国民の敵と言わざるを得ません」(評論家・天木直人氏)

政治評論家の本澤二郎氏もこう言う。
「私は40年間、永田町を取材してきましたが、今ほど狂った政治は見たことがない。野田政権は公約とまったく逆のことを推し進め、弱者イジメの大増税を強行する。そのために選挙で民意が否定した自公と手を組むという禁じ手まで犯した。こんな密室談合政治は、絶対にブッ潰してもらわなければなりません。それが壊し屋だというのなら、大いに結構。壊し屋だろうが殺し屋だろうが、それが期待できるのは小沢一郎だけなのです。フランス革命に遅れること200年、いま日本でアンシャンレジーム(旧勢力)の支配を打ち破ることができるのは、彼をおいて他にいません」

「このままでは、政治もメディアも民意から乖離する一方です。野田政権は増税だけでなく、原発の再稼働も強行し、自公と大政翼賛政治を始めようとしている。国民の怒りは爆発寸前です。こんな政治は、一刻も早く終わらせなければならない。小沢氏の革命的な動きに期待している国民は、決して少数ではありません」(天木直人氏=前出)

「一体改革」という美名にカムフラージュされた庶民殺しの大増税が、あれよあれよという間に民自公のウラ談合で決められ、知らぬ間に法案が通過していた危険が強かった。まさに翼賛独裁だが、その流れを止めようとしたのが小沢だ。国家の総意に逆らっても勝ち目はない。それを承知で徹底抗戦を叫び、野田民主党に亀裂を入れ、消費増税問題をクローズアップさせた。さすがにテレビなどは、造反、離党、国会採決の混乱を大騒ぎせざるを得なくなっている。それで多くの国民に「どうして今、消費増税だけを急ぐのか」と気づかせたのも小沢の功績である。
「小沢さんは、相手がいくら巨大であろうと、おかしいことはおかしいと言う。それゆえに国家支配層から袋叩きにされてきたが、それでも信念を変えない。並の政治家ではありませんよ」と、経済アナリストの菊池英博氏は言う。
政権交代したら、対米隷属をやめる。司法と霞が関の癒着を絶つために検事総長といえども、国会の承認人事にする。小沢さんはそういう日本改革案を持っていたから、危険視され、アメリカや検察にやられた。デッチ上げで抹殺されようとした。並の政治家なら、アメリカや財務省、大マスコミに媚び、強いものにペコペコですが、小沢さんだけは違う。貴重なことなのです」

「国民の6割は増税に反対している。その増税を強行する野田政権は2割程度の支持しかない。普通に考えれば、増税法案は潰れるのに、そうならない。メディアのせいです。増税反対の世論を封じ、小沢氏に対しても、わざと政局的に取り上げ、国民の増税反対と分断させようとしている。しかし、国民がこれ以上の景気悪化や貧乏から逃れたいのであれば、小沢氏を理解することです。それが近道ということに気づくべきです。政界をどう見渡しても、この国を救える政治家は小沢氏以外にいないのです」(筑波大名誉教授・小林弥六氏)

小沢が“健在”なうちに国民が目を覚まさないと、すべては終わってしまうのだ。