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レア・セドゥ「マリー・アントワネットに別れをつげて」

 原作は、フランスのベストセラー小説「王妃に別れをつげて」(シャンタル・トマ著)。セドゥは「フランス王妃マリー・アントワネットの使用人だった少女の視点から、フランス革命時のベルサイユ宮殿の様子やアントワネットの人間味あふれた部分が描かれているの。オリジナリティーがあるわね」と紹介してくれた。

 今、セドゥは「女優として進化の途中にある」との思いが強く、舞い込んだ役をきっちりとこなしていく修業の時期と考えている。


 「特別、何か大きな目標は立てていません。美しいと思える作品、素晴らしい監督と巡り合えれば」

王妃に別れをつげて (白水Uブックス 180)

王妃に別れをつげて (白水Uブックス 180)

本書は、サド侯爵やカサノヴァなどの十八世紀文学の専門家が、当時の資料などをもとに、マリー・アントワネットの朗読係という魅力的な人物を創造し、彼女の目を通して、ヴェルサイユという巨大な富と権力の牙城が一瞬にして崩壊した激動の三日間を描き出した、歴史フィクションである。