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雪組・壮一帆 中日劇場「若き日の唄は忘れじ」でトップデビュー 初の武士役

 幼なじみで仲良く育った文四郎とふく。思春期になって互いの想いを確認した2人だったが、文四郎の義父・助左衛門(夏美よう=専科)が謀反の罪で切腹となり、会えなくなる。その後、江戸の藩邸に奉公に出たふくは藩主の側室となり、文四郎は屈辱と悲しみに耐えながら剣術に打ち込む。またまた月日は流れ−。藩主の子を産んで郷里に帰ったふくは世継ぎ争いに巻き込まれ、文四郎は家老からふくの子をさらってくるよう命じられる。運命に翻弄される2人だったが、若き日の想いは決して消えることはなかった…。

心の中では深く愛し合いながらも、ひたすらに耐えてそれぞれの人生を全うしようとする凛とした美しさを、壮は達者な芝居心で演じている。

18年に再び花組に組替え。2番手スターとして真飛聖、同期の蘭寿とむと2代のトップを支えた。主演作はほかにバウホール公演「オグリ!〜小栗判官物語より〜」、大阪のシアター・ドラマシティ公演「カナリア」。昨年12月25日付で雪組に異動し、音月桂のあとを受けてトップに就任した。

 ターニングポイントはやはり組替えだったという。「動いているわりには2組しか経験していないんですよ。でも、知らない組に身一つで行き、身一つで勝負する。初めて自分自身がどうあるべきかを考えさせられました。そして自分でも組替えのたびに成長度が見えたんです」。

甘い生活。 若き日の唄は忘れじ

「それぞれに別の人生を生き、長い時を経て邂逅した幼なじみ」感がちゃんとあったのがよかったなあ。