法王として過ごす最後の日を迎えたベネディクト16世は、先月28日、バチカンのホールで法王の助言者である世界各地の枢機卿に別れを告げたうえで、「皆さんの中から就任する新しい法王に私は無条件で従う」と述べました。
ベネディクト16世はこのあと、ヘリコプターでバチカンを飛び立ち、大勢の信者が集まるサンピエトロ広場の上空をゆっくりと横切ったあと、ローマ郊外にあるバチカンの離宮へと向かいました。
離宮に到着したベネディクト16世が最後にバルコニーに姿を見せると、建物の前に集まった大勢の人たちから大きな拍手が上がりました。
ベネディクト16世は、日本時間の1日午前4時をもって正式に退位して「名誉法王」となり、当面はこの離宮で生活するということです。
法王が死去する前に退位するのはおよそ600年ぶりとされ、新しい法王が選出されるまでの間、法王が不在の期間が続くことになります。
ローマ法王庁によりますと、次の法王を選ぶ選挙「コンクラーベ」の日程は、今月初めに開かれる枢機卿による会議で決まるということです。
「『全ての教皇に関する大司教聖マラキの預言』というものがあり、歴代のローマ教皇に関して見事に的中していると言われている。その預言によると、111番目の教皇に当たるベネディクト16世の次の教皇の時代に、カトリック教会が崩壊すると預言しているのだ」
112番目の教皇に関して「マラキの預言」は「ローマ聖教会が最後の大迫害を受ける時、ローマ人ペテロが教皇に就くだろう。様々な苦難の中で彼は羊たちを指導するだろう。やがて七つの丘の町は崩壊、恐るべき審判が人類に下るだろう」と記しているという。
全ての教皇に関する大司教聖マラキの預言 - Wikipedia
ローマ法王は,ベネディクト16世(「オリーブの栄光」)
の次の代で終わりになる