また、フランシスコ1世は当初、有力視されていなかったものの、事前の枢機卿会議で「教会は民衆とともに歩むべきだ」と訴えた演説が枢機卿たちの心を打ち、有力候補に浮上したとしています。
そして、アメリカ地域の枢機卿たちのまとまった支持や、有力な年配の枢機卿たちの後押しもあって、選出につながったとしています。
コリエレ・デラ・セラ紙によると、コンクラーベに先立つ準備会合で、イタリア人枢機卿団の有力者は、「身内」のスコラ・ミラノ大司教(71)を推さないことで一致したという。スコラ大司教を排除したいイタリア勢と、「米州法王」を望むドーラン・ニューヨーク大司教ら米国枢機卿団の間で「合意」が成立した結果、フランシスコ1世の選出に結びついたと分析している。
「貧困者のための質素な教会を望む」