5月の国債売買、大手銀と地銀も売り越し 値動き不安定で手放す - MSN産経ニュース
日本証券業協会が20日発表した5月の国債投資家別売買高(国庫短期証券を除く)は、大手銀行が8100億円の売り越し、地方銀行も419億円の売り越しとなった。大手銀は2カ月連続、地銀は3カ月ぶりの売り越し。
4月の日銀の「異次元緩和」以降、長期金利の急上昇など国債市場の不安定な値動きを嫌気し、多くの銀行が国債を手放した格好だ。
ただ大手銀は、2兆7035億円の売り越しだった4月に対し、5月の売越額が3分の1以下に減少。中期国債は8598億円の売り越しだが、長期国債は2329億円の買い越しに転じた。
一方、地銀は長期国債が2599億円、超長期国債も1551億円の売り越しに転じた。中期国債は3731億円の買い越しだが、4月の買越額(4832億円)から減少した。