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焦点:厳しい環境の米債券、専門家からは売り過ぎたしなめる声も | Reuters

今年の米国の債券市場は1981年以降で最悪のパフォーマンスとなる道を歩んでいるが、調子に乗って売り過ぎるのは禁物だ、と専門家は忠告している。

米経済の回復が極めて緩やかなペースにとどまり続ける中でも、連邦準備理事会(FRB)は早ければ9月から資産買い入れ(量的緩和)の縮小を始める態勢にあると市場に伝えてきた。


こうした政策転換のシグナルが世界的な金融市場の動揺を誘い、数カ月のうちに金利は2年ぶりの高水準に跳ね上がった。投資家は債券市場から先を争って逃げ出し、トリムタブズによるとこれまでに債券のミューチュアル・ファンドと上場投資信託ETF)から1000億ドル強の資金が流出した。


しかし第二次世界大戦中に英国政府が唱えた「冷静に、戦い続けよ」との文言は、今の局面にも当てはまる。今年は米国債が惨たんたる有様であるのは間違いない。とはいえ専門家は、株式の方がもっと値動きが不安定になる可能性と、特に高利回り社債はなお相当のインカムゲインを提供してくれる点を理由に、保有資産から債券を一掃してしまうのは正しくないと主張している。