サマーズ氏がFRB議長候補辞退、人事承認難航による悪影響を懸念 | Reuters
サマーズ氏からオバマ大統領への書簡全文 | Reuters
2013年9月15日
大統領
私は次期連邦準備理事会(FRB)議長候補を辞退します。
大統領が雇用を促進し中間層を強化する政策を打ち立て、深刻なリセッションから持続的な景気回復へと米国を導くなか、政権発足当初から大統領と働くことができたことを名誉に思っています。
今この国は複雑な時期にあります。私は、自分のFRB議長就任承認のプロセスは厳しく、FRBや政権の利益、ひいては現下の景気回復の利益に資しないだろう、という結論を不本意ながら下しました。
2009年に就任された時に大統領および大統領の経済チームが直面したような状況を将来の大統領が経験せずにすむよう、広範な繁栄を築き金融システムを改革することによって米国経済の強化を目指す大統領の取り組みを、引き続き支援していくことを楽しみにしております。
敬具
ローレンス・サマーズ