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【ベテラン記者のデイリーコラム・亀岡典子の恋する伝芸】衝撃だったスーパー歌舞伎 古事記あり、“ベルばら風三国志”あり…猿翁さんの発想に脱帽 - MSN産経west

 まるで、「ベルサイユのばら」のオスカルのようだと思った。


 当時、猿翁さんに取材した際、そのことを話すと、やはり「ベルサイユのばら」が頭にあったとおっしゃった。

 スーパー歌舞伎のテーマにはすべて、猿翁さん自身の生きてきた道や理想が重ね合わされているといわれている。「ヤマトタケル」では、ラストで、死んだヤマトタケルが白鳥となって空高く飛翔するときの「わたしは何か途方もないものを追い求めて、私の心は絶えず天高く天翔(あまが)けていた。(中略)天翔ける心、それがこの私だ」という高らかな宣言に、猿翁さん自身の思いが重なり、作品を超えた感動が生まれたのである。