バフェット氏がゴールドマン株2000億円相当取得へ-7位株主に - Bloomberg
著名投資家で資産家のウォーレン・バフェット氏が率いる米投資・保険会社バークシャー ・ハサウェイは、2008年の金融危機の際に行った米銀ゴールドマン・サックス・グループ への投資に関連するワラント(株式引受権)を行使し、ゴールドマンの株式1310万株を取得する。
1日の発表によれば、株式の受け渡しは4日に行われる。1日の終値159ドルに基づいて計算すると、バークシャーが受け取る株式の価値は約21億ドル(約2060億円)相当となる。また、ブルームバーグがまとめたデータによると、今回の株式取得に伴い、バークシャーはゴールドマンの7位の株主になる。
バークシャーの会長兼最高経営責任者(CEO)であるバフェット氏は当初、ゴールドマンの優先株に50億ドル投資したが、11年の時点でゴールドマンが10%のプレミアムを付けて買い戻した。
バークシャーはゴールドマンの7−9月(第3四半期)の決算が今月発表されるまでの間、獲得した株式を売却できない。ゴールドマンのロイド・ブランクファインCEOとバフェット氏はいずれも、バークシャーが長期的な安定投資家であり続ける意向だと述べている。