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金相場、来年は1405ドルに上昇か?ロンドン地金市場協会調査 - Bloomberg

金相場は約1年間で8.8%上昇し1オンス当たり1405ドルになるとの見通しが、ロンドン地金市場協会(LBMA)がローマで開いた会議の出席者を対象に実施した調査の平均値で示された。


予想値は2011年9月に付けた過去最高値の1921.15ドルを27%下回る水準。銀やプラチナ、パラジウムについても、来年のLBMA会合が開かれる11月までに上昇すると予測されている。景気改善の兆しが示される中、一部の投資家の間で価値の保存手段としての金への信頼感が低下したことから年間ベースの金相場は今年、13年ぶりの下落となる可能性が高い。


HSBCセキュリティーズ(USA)の商品アナリスト、ジェームズ・スチール氏はローマでのインタビューで「金融政策や投資に関連した金相場への見方はマイナスだが、現物については総じてプラスだ」と指摘。「中国の需要が引き続き高水準にあることが支援材料になるだろう。FRB米連邦準備制度理事会)による量的緩和の縮小見通しについては大部分が織り込み済みだ。予想より縮小のペースが速く、厳しければ下押し圧力がかかると予想される」と述べた。