日本国内では、買い物などの際、海外で発行されたクレジットカードを使うことはできますが、日本国内の銀行のＡＴＭで現金を引き出せるのは、ゆうちょ銀行など一部に限られ、外国人観光客らが日本での滞在の不便な点として指摘しています。
こうしたなか、外国人観光客の増加を目指す政府の要請を受ける形で、国内の大手３つの金融グループは、海外で発行されたクレジットカードでも日本円を引き出せるよう、ＡＴＭの改修などに取り組んでいくことになりました。
このうち三井住友銀行は、再来年＝２０１５年度中にもこうしたサービスを始め、三菱東京ＵＦＪ銀行やみずほ銀行も、順次導入していく方針です。
日本を訪れる外国人観光客は２０２０年の東京オリンピック開催に向け、さらに増加すると見込まれており、日本経済の成長にもつながる外国人の日本での消費が一段と拡大することが期待されています。
