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ソチ五輪建設現場で不当待遇、違法雇用の移民が被害者に | Reuters

27時間かけバスでソチに到着したセルビア出身のササ・マティッチさん(41)もその1人。「怪しい契約だったが、2カ月だけだと思った。賃金は高く、お金が必要だった」と振り返る。


ソチの五輪関連施設の建設現場には、中央アジア旧ソ連構成国をはじめ、バルカン諸国などから出稼ぎ労働者が押し寄せた。2カ月間の契約で、一般的なセルビア人の年収を超える条件を提示されるケースもあったという。


しかし、ロシアの警察当局は先月、違法就労の容疑でバルカン諸国出身者100人以上を拘束し、セルビア政府は彼らを送還。マティッチさんの状況も「悪夢」へと変わった。


警察の追跡を逃れ、ヒッチハイクなどをして本国に戻ったマティッチさんは、4000ユーロ(約55万円)を受け取る条件だったが、計600ユーロしかもらえず、その大半は食料調達のために使った。


予定より早く仕事を完了させ、賃金の支払いを求めたと話すマティッチさん。その後の状況について「銃を持ったロシア人の男がやってきた。まるでギャング映画の悪役のようだった。彼らから受け取ったなけなしの金を手に我々はその場を後にした」と説明した。