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「ウクライナは内戦の危機」　英主要メディア、一斉に報道 - MSN産経ニュース

　２１日付タイムズ紙は、ウクライナ政府特殊部隊のスナイパー（狙撃手）がデモ隊に発砲しデモ参加者に死者が出たことで、「欧州は今世紀初となる内戦に一歩近づいた」として、「ＥＵ（欧州連合）の制裁では不十分だ。ヤヌコビッチ大統領は去らなければならない」と指摘した。

　一方、２１日付ガーディアン紙も、衝突で死亡したデモ参加者たちの遺体が路上に並べられた写真を一面に掲載し、「ウクライナ最悪の流血の日」とした見出しで、同国が「全面的な無秩序状態に向かっている」と伝えた。

　ＢＢＣは２０日深夜のニュース番組で、デモ隊が首都キエフで警察官らを人質にしているもようや、西部リビウ、東部ハリコフなどの地方都市でも大規模な反政権デモが発生、治安部隊本部に放火したり、政権派の知事を逮捕したりする映像を流し、「内戦突入前の危機的な状況にある」と伝えた。